ベトナムが輸入を認めている日本の果物3選

皆さん、こんにちは!JTS VIETNAMのヤスコです。
現在、ハノイでは、日本と同じように冬の季節を迎えています。
冬といえば、日本ではリンゴやミカンを食べるのが一般的ですね。
本日は、ベトナムが輸入を認めている、三種類の日本の果物についてご紹介いたします。

1. リンゴ

日本産のリンゴは、日本からベトナムに最も輸出されている、一番の果物といえるでしょう。
JETROが公開しているレポートによると、リンゴの輸出量と輸出金額の両方が、2014年から2018年にかけて、大幅に上昇していることがわかります。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/12/39ce8f797032c20e.html
2015年に輸出が解禁され、2019年に関税に関する規制が撤廃されてから、大幅に輸出が増えました。

ベトナムにおける日本産のリンゴは、現時点で7つの品種が認められています。
ベトナムで最もメジャーな贈答用果物店 “Klever Fruit” のホームページでは、以下の5つの品種が販売されています。

FUJI900,000 VND (約4,500円)
SEKAI ICHI2,620,000 VND (約13,100円)
KINSEI1,420,000 VND (約7,100円)
MUTSU1,420,000 VND (約7,100円)
TOKI1,150,000 VND (約5,750円)
*価格は全て4個セット


とても高額ですが、輸出量の増加を見てみると、高価でも人気だということがわかりますね。

2. ナシ

リンゴに続いて、日本からベトナムに輸出が認められている果物は、ナシです。
日本産のナシは、2017年1月から、日本からベトナムへの輸出が認められるようになりました。
JETROによると、ベトナムでの日本産ナシの人気を高めるため、2022年11月に、ホーチミン市内の「Pizza 4P’s」(ピザ・フォーピース)の複数の店舗で、ナシの試食イベントが開催されました。

“Klever Fruit”のホームページでは、 以下の2種類が販売されています。

日本梨1,500,000 VND (約7,500円)
日本梨 VIP1,920,000 VND (約9,600円)
*価格は全て4個セット
*品種はNikkori, Hosui, Niitaka, Akizukiの内のどれか


輸出が開始され5年が経ちましたが、リンゴに比べ、ナシの輸出量はそれほど成長していません。
日本国内での不作や、韓国産のナシの価格の安さなどが、主な理由として挙げられています。
ベトナムに対する日本産のナシの輸出拡大には、まだまだ課題が残っているようです。

3. ミカン

日本からベトナムに輸出が認められた果物の中で、最も新しいものは、ミカンです。
2021年10月に輸出が解禁され、その2ケ月後に、イオンモール ロンビエン店で、初めて日本産温州ミカンの披露宴が行われました。

“Klever Fruit”のホームページでは、温州ミカンが販売されていました。

温州ミカン640,000 VND (約3,200円)
*価格は全て4個セット


これまで、ベトナムが侵入を警戒する病害虫ミカンバエが、日本国内で発生していたことから、ベトナム政府はミカンの輸入を禁止していました。
今後、ベトナムへの温州ミカンの輸出が、ますます増えるといいですね。

“Klever Fruit”に行ってきた!

“Klever Fruit”は、ベトナムで最もメジャーな贈答用果物店です。
このお店では、様々な種類の外国産の果物を取り扱っています。
それでは、日本産の果物の取り扱いについて、実際に見てみましょう。

リンゴ

TOKI899,000 VND/ kg (約4,500円)
OHRIN– / kg
SEKAI ICHI899,000 VND/ kg (約4,500円)
KINSEI600,000 VND/ kg (約3,000円)
JONAGOLD499,000 VND/ kg (約2,500円)
FUJI499,000 VND/ kg (約2,500円)
MUTSU599,000 VND/ kg (約3,000円)

ナシ

NIKKORI 599,000 VND/ kg (約3,000円)
OUSHUU499,000 VND/ kg (約2,500円)

ミカン

UNSHU 999,000 VND/ kg (約5,000円)

2020年の日本からベトナムへの輸出量として、リンゴは約300トン、ナシは約60トンと言われています。
実際にKlever Fruitでは、日本産リンゴだけで7つの品種が販売されており、ベトナム国内での日本産リンゴの取扱量の多さを肌身で感じることができました。
一方、ナシとミカンは、取り扱いがまだまだ少ない印象です。
今後、ベトナムでの新たなファンの獲得と、更なる輸出の増加に期待ですね。

お店の方にも、少しお話を伺うことができました。

(ヤスコ)日本のリンゴは、ベトナムで有名ですか?

(店員さん)はい、有名です。日本のリンゴは、ほとんどの人が知っています。

(ヤスコ) 日本のリンゴは、ベトナムで人気ですか?

(店員さん) ベトナムでは、まだそれほど人気ではありませんが、試しに食べてみたときに、気に入る人が多いです。

(ヤスコ) ベトナム人は、どんな時に日本のリンゴを買いますか?

(店員さん) お正月の機会に、日本産のリンゴを買って、誰かに贈ることが多いです。

(ヤスコ) 日本のリンゴの中で、どのブランドが一番人気ですか?

(店員さん) KINSEIとOHRINが一番人気です。

取材の後、私も実際に日本産リンゴ ”キンセイ” を購入しました。
たったの一個で、276,000 VND(約1,400円)という、驚きの価格でした。

日本国内通販のキンセイ 5kg 5,700円
ベトナム国内販売のキンセイ 5kg 約15,000円 (3,000,000 VND)

このように比較してみると、ベトナムで日本の果物を購入することは、非常に高価であることがわかりますね。
高価ですが、とても美味しい日本の果物を、ベトナム人のご友人との特別な機会に、プレゼントしてみてはいかがでしょうか。


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