ベトナム留学の魅力 その1

こんにちは。JTS VIETNAMの岡部です。

グローバル時代に求められる力、多様性を学びコミュニケーション力を上げるなどなど。
海外留学を考えている人も多いのではないかと思います。

その選択肢の一つとしてベトナムの大学はいかがでしょうか?

今回は私が学んでいるベトナムの大学について、皆さんにご紹介したいと思います!

ベトナム国家大学ハノイ校‐人文社会科学大学E棟

ベトナム国家大学ハノイ校

私は「ベトナム国家大学ハノイ校-人文社会科学大学」という大学で学んでいます。(4年制の正規課程)
「ベトナム国家大学ハノイ校」は名前の通り、ベトナムの国立大学です。
ハノイ校とホーチミン校に分かれています。
英国の高等教育情報誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」の「THE世界大学ランキング2021」では、世界TOP1000校の中の801-1000群に位置しています。
(日本では早稲田大学が同じ位置にいます。)
ベトナムの中ではTOPに位置しています。
と、母校自慢はここまで。(笑)
どうして「ベトナム国家大学ハノイ校」と「人文社会科学大学」の2つの名前があるかというと、「ベトナム国家大学ハノイ校」は単科大学の集合体だからです。
8つの単科大学と後から創設された3つの学部が集まり、1つの総合大学を形成しています。
「人文社会科学大学」も「ベトナム国家大学ハノイ校」を形成している単科大学の1つです。

人文社会科学大学

「人文社会科学大学」はハノイ市グエンチャイ通り(Nguyen Trai)にキャンパスがあり、およそ1万人の学生が学んでいます。
70年以上の歴史があり 、その起源は1945年10月10日、ホーチミン主席が政令第45号に署名して設立された文学科学大学委員会にあります。
文学科学大学委員会が「ハノイ総合大学」となり、1995年に現在の名称である「人文社会科学大学」となりました。

人文社会科学大学の学部

「人文社会科学大学」には27の学部があります。
人間学、東南アジア学、東洋学、日本学、韓国学、ベトナム学、言語学、歴史学、保存学、報道学、新聞学、経営科学、情報管理学、政治学、社会公務学、漢字学(ハンノム)、観光管理学、ホテル経営学、オフィス管理学、情報図書館学、国際学、心理学、宗教学、哲学、文化学、文学、社会学

ベトナム学部

私が在籍している「ベトナム学部」は、「ベトナム語を学ぶ学部」や「外国人向けの学部」などとよく間違われるのですが、そうではありません。
この「ベトナム学部」ではベトナムについて包括的に様々なことを学びます。
政治、法律、歴史、民俗、観光、心理学、言語学、情報学、哲学・・・いろいろな分野を学ぶことができます。

「ベトナム学部」に在籍している学生の約70%がベトナム人です。
(学部全体で約350人のうち約250人がベトナム人)
外国人学生は中国人、韓国人、ラオス人、カンボジア人が多いです。
アメリカ人、ポーランド人、ドイツ人、スリランカ人もいます。
日本人は現在のところ私だけです。寂しい~!!
(大阪大学や東京外国語大学から交換留学生として来る日本人はいるそうです)

「ベトナム学部」で勉強した卒業生は外交官や現地駐在員として活躍しています。
外交へ進んだ人の中には大使になった人もいます。
ベトナム語ではなく「ベトナムのこと」を広く知りたい方にとてもおすすめです!

授業について

授業全体を通して講師が様々な問いを学生に投げかけます。
教室で自分の考えを発表する機会が多いです。
講師と学生が共に作り上げていく授業形態です。
外国人は特に狙われて問いが飛んできます。(笑)

「授業態度」が結構成績に影響します。
授業中に積極的に発言すると成績に加算されます。
ほぼ全ての授業で毎回のように課題が出されます。
また課題もただやって先生に提出するだけではなく、翌週にクラスで発表することが多いです。

体育が必修です。
エアロビクス、バレーボールやバスケットボールなどの球技、テコンドーや空手などの武術を学びます。
私は高校を卒業して以来、あまり運動をしていなかったので結構しんどいです。(笑)

ベトナムの「教師」は、知識的なものだけでなくそれ以上のことを教えてくれる人としてとても尊敬されています。
年に1度の「ベトナム教師の日」には、学生が教師への感謝気持ちを込めて祝います。

ベトナムは日本と異なり秋入学(9月)、夏卒業(7月)です。
2学期制で前期は9~1月、後期は2月~6月です。
夏休み期間中も受講することができます。
卒業要件を満たせば最速3年で卒業することが可能です。

授業風景や1日の流れなど、大学生活についての詳しい情報は、また次の機会にお伝えできればと考えています。

年間の学費

「人文社会科学大学」の1年間の学費は37,400,000VNDです。(日本円で約18万円)
この金額は他の大学と比較しても低く設定されていると感じます。
私が1年次に留学していた国民経済大学の学費は約25万円でした。
日本人留学生が多いハノイ大学はそれ以上の金額設定と聞いています。
他に教科書代などが別途かかります。(教科書は1冊あたり約500円前後)

毎月の生活費

私が大学の寮に住んでいた昨年の金額なのですが、月の生活費は約2万円でした。
・住居費
 ベトナムの大学生は大学の寮に住むか、近くで一般家庭の部屋を間借りすることが多いと思います。
  学生寮:約1万円/月(相部屋)
  間借り:1万円~2万円/月
・光熱費(水道、電気代)
 約1,000円~2,000円/月です。
 使用する電気製品に影響して変動すると思います。
・食費
 外食した場合、ベトナムローカルフードで1食150円~250円です。
 学校の食堂で食べれば1食75円~100円で食べられます。
 自炊をすればもっと値段を抑えられると思います。

入学手続き

・入学願書
 入学願書には以下の書類が必要です。(人文社会科学大学-ベトナム学部の場合)
  ①留学生登録書(大学がフォームを用意)
  ②最終学歴の卒業証明書(英語又はベトナム語)
  ③最終学歴の成績表(英語又はベトナム語)
  ④ベトナム語能力試験合格証明書(B2以上)
   ※ない場合は大学側が入学試験を実施
  ⑤学習計画表(大学がフォームを用意)
  ➅健康診断結果表(6か月以内のもの)
  ⑦預金残高証明書(銀行で取得)
   ※学費と生活費が支払える経済力があることの証明。
    具体的な金額は明示されていませんが、私の場合は50万円の預金残高証明書を提出。
  ⑧証明写真4枚(横4cm縦6cm)
  ⑨有効なパスポート

・入学前のベトナム語能力
 「ベトナム学部」は、上述の通りベトナム語を学ぶ学部ではなく、ベトナム語を使ってベトナムに関する様々な知識を学部です。
 学生にベトナム語能力があることを前提にしています。
 具体的にはベトナム語能力試験B2以上のレベルが求められています。
 大学入学に有効なベトナム語能力試験は現在のところベトナムでしか受けられません。
 (人文社会科学大学でも受験できます)
 日本にいるなどして、もしベトナム語能力試験が受けられない場合は大学から入学試験が課されます。
 大学によっては入学時のベトナム語能力を求めないところもあるようです。


経済成長著しく、世界から注目されているベトナム。
多くの日本企業がベトナムに進出しています。
ベトナムでの留学をきっかけに、将来につながるチャンスが見つかるかもしれません。
ベトナム留学に興味がある方は、お気軽にJTS VIETNAMまでご連絡ください!

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~留学生のベトナム渡航手続きについて(個別申請)~
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