ベトナム渡航の手続きから渡航について(体験レポート その3)
2021年3月26日(金)
自宅アパート外出自粛生活14日間が終わり、事務所へ出勤となります。
ホテル隔離生活14日間、自宅外出自粛生活14日間、合計28日間(約1ヶ月)の行動制限。
生活の中で若干ストレスと感じることもありましたが、ZoomやLINEを利用したビデオ通話の便利さ、お弁当デリバリーサービスの便利さ、リモートワークによる通勤時間の有効活用など、新しい働き方(ニューノーマル)に慣れることができたと感じています。
今後も最新のベトナム情報をこの当社ホームページを通して発信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
今回はホテル隔離生活、ホテルから自宅アパートまでの移動についてまとめます。
※最新の情報については、在ベトナム日本大使館のホームページ、関係機関、旅行会社等の最新情報を問合せおよび確認してください。
<対象および申請方式>
駐在員とその家族および出張者の「団体特別便」についてまとめています。
前回の記事はこちらをご覧ください。
~ベトナム渡航の手続きから渡航について(体験レポート その2)~
https://jtsvn.com/2021/03/17/1-22/
目次
ホテル生活
(ピンポーン)
(コンコンコン)
「Good Morning!」
朝6:30、1日の始まりです。
ホテルスタッフの方が朝食を部屋の前まで運んでくれます。
ホテル隔離は、自分の部屋から外へ出ることはできません。(原則、廊下に出ることも禁止です。)
食事、飲料水、タオル、アメニティなど、必要なものは全て部屋の前で提供されます。
このホテルでは、GRABデリバリーや友人からの差し入れなどは禁止でした。
(デリバリーや差し入れを可能としているホテルもあるようです。)
~GRABホームページ~
https://www.grab.com/sg/
朝食
曜日でメニューが決まっています。
月曜日:Vietnamese Breakfast 牛肉のブン(ブンは素麵のような太さの米麺)
火曜日:American Breakfast オムレツ、ソーセージ、ベーコン、パン
水曜日:Vietnamese Breakfast 鶏肉のフォー(フォーは平打ちの米麺)
木曜日:American Breakfast 目玉焼き、ソーセージ、ハム、パン
金曜日:Vietnamese Breakfast 豚肉のブン
土曜日:American Breakfast スクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、パン
日曜日:Vietnamese Breakfast あさりのお粥
ベトナムのホテルの朝食って感じですね。
~フォーとブンの違いって?ベトナムの米麺のアレコレ~
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/62008
昼食・夕食
昼食は11:30、夕食は18:30に提供されます。
14日間の献立は決まっており、日本料理、韓国料理、西洋料理、ベトナム料理で構成されています。量が多く、また毎食デザートのケーキまで提供されます。
何を食べようかと考える時間も必要なく、注文しなくても定時に料理が提供される、ある意味その他のことに時間を使えるので、快適だと感じました。
<追加注文>
軽食、夜食などを追加注文することができます。
前菜サラダ 200,000VND~(約1,000円~)
スープ 160,000VND~(約 800円~)
サンドウィッチ 250,000VND~(約1,250円~)
パスタ・ピザ等 250,000VND~(約1,250円~)
メイン(肉・魚) 450,000VND~(約2,200円~)
部屋の前で料金確認書に署名し、チェックアウト時に精算となるようです。
私は朝昼夕、常にお腹いっぱいの状態でしたので、追加注文の必要はなかったです。
飲料水
1日3本のペットボトル(500ml)が無料で提供されます。
最初は「1日の摂取量として足りるのかなぁ?」と考えていましたが、十分でした。
部屋にお茶とインスタントコーヒーはありますが、自分の好みのお茶やコーヒー、お茶菓子を楽しみたい方は日本から多めに持参したほうがよいと思います。
私はインスタントコーヒーとチョコレートを持参しました。
<追加注文>
追加の飲料水は2本1USDで購入することができます。
その他の飲み物は以下の通りです。
コーラ 50,000VND~(約250円~)
ビール 60,000VND~(約300円~)
ウィスキー 135,000VND~(約700円~)
お酒を楽しみたい方は、自分の好みのウィスキーや焼酎、おつまみなどを日本から多めに持参したほうがよいと思います。
私はウィスキーを持参し、氷とソーダを注文することが面倒だったので、ストレートで飲んでいました。(笑)
~在ベトナム日本大使館 ベトナム入国 通関~
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/JP_Shuttsunyukoku.html
ランドリーサービス
1日4点までは無料で提供されます。
無料の範囲を超えた場合は、チェックアウト時に精算となるようです。
部屋はエアコンがありますので、私の場合はシャツ、パンツ、ズボンの3点なので、無料の範囲で十分でした。
9:00までに洗濯物を回収、同日18:00までには部屋に届きます。
検温
1日2回(午前・午後)体温を測り、部屋に設置された用紙に記入します。
体温計は提供されますが、時間がかかりそうな体温計だったので、日本で購入した体温計を使用しました。
発熱や咳、息苦しさなどCOVID-19の症状がみられた場合にはフロントへ連絡します。
毎日1回、フロントから「調子はどうですか?何か部屋やサービスについて困りごとはないですか?」と連絡をいただけます。何かあればフロントに相談すると対応してくれます。
電源
ホテルによって異なると思いますが、ベトナムはA型コンセントとC型コンセントが多いです。事前にホテルの電源について確認しておくことをオススメします。
このホテルの場合はそのままA型を利用することができました。
念のため、3~4個口の延長コードを持参すると便利だと思います。
平日・休日の過ごし方
<平日>
会議や打合せをZoomやLINEで実施し、会社のサーバーへはVPN経由でアクセス、日本で実施していた在宅ワークと変わらない環境で仕事ができました。仕事に集中できる時間が多かったので、これまでなかなか手を付けられなかったことも片付けることができて、たまには隔離もいいのかな?と考えたりもしました。(笑)
たまたま同じ時期に別のホテルで隔離していた友人がいましたので、毎日朝昼夕食を写真に撮り、お互いに見せあっていました。意外に面白かったので14日間続きました。
<休日>
読書や勉強、Amazonプライムビデオなどを楽しんだり、友人とLINEビデオ通話しながら食事をしたり、これまでやったことがないことや、やれなかったことにチャレンジする時間にするのもよいと思います。
~Zoom~
https://zoom.us/
PCR検査
滞在中2回、PCR検査を実施します。
フロントから連絡があり、ホテル内の1室に設置されたPCR検査会場へ移動します。
PCR検査時のみ部屋の外へ出ることを許可されます。
1回の検査で唾液検体と鼻咽頭ぬぐい液検体の2種類の診断を実施しているようです。
1回目のPCR検査
検査実施:2月26日15:00(ホテル到着2月25日の翌日)
検査結果:2月27日15:00(検査実施の翌日)
2回目のPCR検査
検査実施:3月10日15:00(チェックアウトの2日前)
検査結果:3月11日15:00(チェックアウトの1日前)
2回のPCR検査の結果が陰性であれば、無事ホテル隔離終了となります。
~北海道大学病院 PCR検査の精度~
https://www.huhp.hokudai.ac.jp/news/2020-09-29/
ホテルから自宅アパートへの移動
ホテル隔離中にこのホテルの管轄保健局から、ホテルから自宅アパートへの移動について、
・公共交通機関を利用しないこと(タクシー禁止)
・保健局職員が同行する
の追加指示がありました。
旅行会社へ専用車の手配を依頼し、チェックアウト前日までに銀行振込を実施します。
保健局職員の同行費用(人件費、車両代)は自宅アパートについた際に、VND現金で直接保健局職員に支払うことになります。VNDをお持ちでない場合は、チェックアウトの際にフロントで両替を依頼します。
この追加指示ですが、管轄の保健局により異なるようです。(団体特別便だからなのかもしれませんが、詳細不明です。)
同じ時期に別のホテルで隔離していた友人の1人は、専用車の手配のみ指示があり、もう1人の友人は追加の指示は何も無かったようです。
チェックアウト
保健局職員と専用車の準備があるため、チェックアウト時間は旅行会社から指示があります。チェックアウト時間を確認して、フロントへ移動します。
チェックアウト時に費用の精算を実施します。
私の場合は、食事・飲料水の追加注文、ランドリーサービス追加分はありませんでしたので、PCR検査費用の支払いのみでした。
VNDを持っていればVNDで、USDまたは日本円の場合はフロントで両替してもらいます。(ホテルによって対応は異なるため、念のため日本でUSD両替を実施しておいたほうがよいと思います。)
PCR検査費用をベトナム法人の経費として処理する場合は、会社宛のVAT INVOICEを発行していただくようフロントに依頼しておきましょう。
チェックアウト時にPCR検査2回分の陰性証明書を受け取る予定でしたが、後ほど自宅アパートへ届けてくれることに、またホテル隔離終了証明書は自宅アパート到着時に保健局職員から受け取ることに変更となりました。
当初の予定と異なるのはベトナムあるあるなので、あまり驚かずに冷静に対応しましょう。(笑)
保健局職員と専用車の準備が整い次第、旅行会社スタッフから名前を呼ばれますので、案内に従って専用車に乗り込みます。
住所は事前に連絡していますので、運転手との会話は特に必要はありませんでした。
自宅アパート到着
1年ぶりに自宅アパートに到着。
保健局職員からホテル隔離終了証明書を受領します。
保健局職員へ同行費用として1,500,000VNDを現金で支払いますが、領収書の発行を依頼しましょう。英語が通じない場合もありますので、ベトナム法人スタッフにベトナム語通訳を依頼しておいたほうがよいです。
私の場合は、ベトナム法人スタッフと保健局職員の間で話をしてもらい、翌日に領収書を自宅アパートへ届けてもらうことにしました。
午後にホテルスタッフにPCR検査2回分の陰性証明書を届けてもらい、ホテル隔離終了に関する手続きは完了しました。
ベトナム渡航費用について
合計金額だけ記載します。
以下の費目でざっくり合計500,000円です。
①日本国内PCR検査および陰性証明書発行費用
②入国許可およびビザ申請手続き費用
③成田空港カウンター利用料
④航空券代
⑤アライバルビザ発行費用
⑥空港⇒ホテル専用車料
⑦ホテル宿泊費
⑧ホテルPCR検査費用
⑨保健局職員同行費用
合計金額のうち、約半分はホテル宿泊費となります。
ホテル宿泊を以下に快適で安く仕上げるか、これがベトナム渡航費用を抑えるカギになりそうです。
ベトナム渡航費用に対する個人所得税、法人税の考え方
会計コンサルタントのManabox Vietnam社ホームページに分かりやすく記載されています。
~【注意!】コロナ、隔離ホテルのホテル代は、個人所得税の対象か?~
https://manabox-global.com/2021/01/20/coronahotel/
その1~その3まで、これまで3回に分けてベトナム渡航についてまとめました。
費用と時間はかかりましたが、貴重な経験をすることができましたし、強制的に新常態に慣れることもできました。
今、ベトナムにいるからこそ、ベトナム国内の最新の詳細な動向・情報を日本へ発信することができます。
これからの1日1日を大事にそして積極的に活動していきます。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
<<JTS VIETNAM Facebookページ>>
https://www.facebook.com/JTS-Vietnam-Company-Limited-101711221706411/
“ベトナム渡航の手続きから渡航について(体験レポート その3)” に対して2件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。
渡航する予定の人にとっては、リアルに助かる情報が網羅的に記載されてますね。