留学生のベトナム渡航手続きについて(個別申請)

はじめまして。JTS VIETNAMの岡部です。
まずは自己紹介させてください。

岡部 力(Okabe Chikara)と申します。
現在、ハノイ国家大学人文社会科学大学ベトナム学部で留学しており、大学ではベトナムの文化や歴史、法律などベトナムに関する様々なことを学んでいます。
自分で感じたことや体験したことを発信することが好きなので、ベトナム国営放送で外国人タレントとして活動したり、Youtubeに出演、また自分で動画製作したりと、様々な活動を行っています。
・日本人にはあまり知られていないベトナムのこと
・ベトナム人にはあまり知られていない日本のこと
これらのことをメインに、感じたこと、体験したことをJTS VIETNAMブログやYoutubeで発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

今回はコロナ禍で、日本人留学生がどのような方法でベトナムへ渡航したのかをお伝えしたいと思います。
留学生の方々、安心してください。ちゃんと入国できますよ。(笑)

※最新の情報については、在ベトナム日本大使館のホームページ、関係機関、学校、旅行会社等にお問い合わせください。

申請方式

ベトナム入国承認の申請方式ですが、大きく分けて「個別申請」と「団体特別便」があります。
私の場合は「個別申請」です。
おそらく、留学を目的としている場合は、現在のところ「個別申請」のみになると思われます。

ビジネス目的の「団体特別便」についてはこちらを参考にしてください。
~ベトナム渡航の手続きから渡航について(体験レポート その1)~
https://jtsvn.com/2021/03/10/1-21/

申請手順

1. 学校から申請に必要となる書類(書式等)を受け取る
2. 隔離先ホテルの仮予約
3. 学校に必要書類を提出する
4. ハノイ市保健局への申請
5. 隔離先ホテルの本予約
6. 航空券の予約
7. 隔離先ホテルが所在する地区の保健所への確認申請
8. 公安省入国管理局への入国承認申請、並びにビザ発給レターの発行申請
9. 駐日ベトナム大使館、または領事館にてビザの取得
10. 航空会社への書類の提出
11. 入国3~5日前の日本でのPCR検査
12. 入国24時間前の医療申告

留学生の場合、学校と連携して準備することになります。
ベトナム側の手続きは基本的に学校と隔離先のホテルに実施していただきます。
誰がどの手続きを担当するのかしっかり把握して、こまめに連絡をとる(連携)が早く入国するためのコツです。
私の場合、上記手順の
「4.ハノイ市保健局への申請」
「8.公安省入国管理局への入国承認申請ならびにビザ発給レターの発行申請」
は学校に、
「7.隔離先ホテルが所在する地区の保健所への確認申請」
は隔離先のホテルに実施していただきました。

申請準備から承認受領までの日程

学校に書類を提出してからベトナムに入国するまで約2か月かかりました。
当初2021年2月25日に入国する予定で準備をしていましたが、
・保健局の審査が思っていたよりも長引いたこと
・受け取った承認書類に誤記入があったこと
で再発行が必要になったため、計画通りに入国することができませんでした。
結果としては3月12日入国となりました。

2021年1月4日 ホテル仮予約
2021年1月7日 申請書類を学校に提出
2021年2月8日 ハノイ市保健局より入国承認受領
        ハノイ人民委員会より入国承認受領
        (発行された入国承認書の国籍が”中国”と誤って記載されていたため、ハノイ人民委員会に修正を依頼。)
2021年2月10日~2月16日 テト(旧正月)
2021年2月25日 ハノイ人民委員会より入国承認再受領
        ホテルが地域の保健局に確認申請
2021年2月26日 地域の保健局より承認受領
        公安省入国管理局へ書類提出
        ホテル本予約
2021年3月3日 公安省入国管理局より入国承認ならびにビザ発給レター受領
        航空券予約
2021年3月4日 駐日ベトナム大使館に書類提出・ビザ受け取り
2021年3月8日 日本国内の病院でPCR検査実施
2021年3月9日 PCR検査陰性証明書受領
2021年3月12日 ベトナム入国

申請に必要な書類

ハノイ市保健局に申請する為、以下の書類を揃えるよう学校から指示がありました。
・パスポートの写し
・渡航目的書
・隔離計画書
・入学願書(私は今年2年生なのですが、なぜかまた書くことになりました。笑)
・コロナウィルスの治療費も補償可能であると記載がある国際保険の写し
・学校指定のホテルの仮予約票

パスポートの写しは写真でOKです。
「渡航目的書」「隔離計画書」「入学願書」は学校から書式をいただき、Wordを使って作成しました。

国際保険の加入

学校側に提出する書類の中に国際保険の写しがあります。
現在、ベトナム入国にはコロナウイルスの治療費もカバーできる国際保険の加入が条件になっています。
保険は留学生本人が自分で探し、加入する必要があります。
しかしながら保険によってはベトナム保健局の基準を満たさず、それが原因で審査が通らなかったケースも耳にしています。
いろいろ比較検討しまして、Liberty Insurance(リバティ保険)にしました。
私がこの保険を選んだ理由はなんといっても安さです。
海外留学保険を日本で買おうとすれば年間20万前後かかってしまうと思います。
リバティ保険のプラン(Plan H1 Classic)はコロナウイルスの治療費の補償も込みで、保険料は年間およそ18,000,000VND(約9万円)です。
それでも治療費は最大2,200,000,000VND(約1千万円)まで補償を受けることができます。
支払い通貨はVNDで、リバティ保険ベトナムの銀行口座へ振込となります。(海外送金)
海外送金の方法については、別途ブログを作成しますので、少々お待ちください。
興味がある方は一度リバティ保険に連絡してみてください。
私の担当をしてくれたベトナム人のPhan Anhさんはとても親切に対応してくれます。(英語対応可能)
ご紹介いたしますので、お気軽にご連絡ください。

~Liberty Insuranceホームページ~
https://www.libertyinsurance.com.vn/Direct/home

隔離先ホテルを選ぶ

隔離先ホテルは、保健局のホームページに記載されているホテルではなく、学校指定のホテルリストの中から選ぶように学校から指示がありました。
学校により異なると思うので、入国を希望する留学生の皆さんは一度学校に確認したほうがよいと思います。

私はハノイのLake Side Hotelを選択しました。
デポジットの振込のタイミングと、部屋の見晴らしを重視して選びました。
ホテル選びの際、実は当初別のホテルを検討していました。
そのホテルは保健局に提出するためのホテル仮予約票を発行する段階で、デポジットとして宿泊料の50%の振込が必要でした。
この段階ではまだベトナムに入国できるかどうか確定ではありません。
入国承認が得られなかった場合、デポジットの返金手続きが面倒だと感じ、そのホテルは諦めました。

Lake Side Hotelは仮予約の段階ではデポジットの振込は不要でした。
保健局の審査が終わり、ホテルの本予約をするタイミングでデポジットを振込ます。
ホテル選びの際は、デポジットの振込のタイミングもチェックしたほうがよいと思います。
入国予定日が当初の2月25日から最終的に3月12日にスライドしました。
ベトナム、日本、両国のコロナウイルスの感染状況によっては、2020年4月頃のように外国人の入国そのものが止められてしまう可能性もあります。
デポジットの返金手続き、、、なるべく避けたいですね。

Lake Side Hotelの担当の方は熱心に、親切に対応してくださいました。
また名前の通り本当にLake Sideにあるので(Giang Vo湖)、ベランダからの眺めも良かったです。
隔離期間は14日もあるので、見晴らしがいい部屋を選ぶことをオススメします。
ベランダに出ることができ、湖の景色を眺めると気分が和らぎました。

~Lake Side Hotelホームページ~
http://www.lakesidehotel.com.vn/

ホテルの予約変更・料金支払い

当初は2021年2月25日の入国を目指して準備をしていました。
フライトの予約締め切り日は2月9日でした。
2月9日までに保健局からの書類が揃わなかったため、2月25日の入国は難しいと判断し、2月9日にホテルへ予約変更の連絡をしました。
ホテルからは予約変更料はとられませんでした。
とても親切に柔軟に対応してもらいました。

ホテルの代金は2回に分けて支払います。
1回目はホテルの本予約の時、そして2回目はホテル隔離終了後、チェックアウトする時です。
それぞれ代金の半分を支払います。
1回目の支払いは日本からの海外送金です。
私はDCOMという海外送金サービスを使用しました。
海外送金の方法については、別途ブログを作成します。
2回目は現金(VND)で支払いました。(円やUSDで支払い可能か確認しておきます。)

~DCOM MONEY EXPRESS ホームページ~
https://sendmoney.co.jp/jp

空港からホテルまでの送迎車の手配ですが、ホテルが手配してくれます。
ノイバイ空港到着後、検疫、入国書類の確認、入国審査、そして預けた荷物を受け取った後、30分ほどロビーで待っているとホテルが手配した医療スタッフが名前を呼びます。
その方から防護服をもらい、その場で着替えます。(上から着る感じです。)
送迎車(4人乗り)まで案内され、ホテルへ向かいます。

航空券の予約

航空会社は日本航空(JAL)を利用しました。
2月9日に渡航日程を2月25日から3月12日に変更しました。
(ホテルの空きが3月12日以降であったため)
2月9日時点では航空券の予約をしていなかったので、航空券予約に影響は問題ありませんでした。
3月12日渡航の場合、フライト予約の締め切り日は3月3日となります。
3月3日に書類が全て揃ったので、3月3日に航空券の予約をしました。(ギリギリ)

予約の際に、航空会社から以下の書類を求められました。
・市省人民委員会からの許可のコピー(写真でOK)
・入国管理局からのVISA発給承認レターのコピー(写真でOK)
・保健局からの隔離指示書のコピー(写真でOK)
・海外保険証書のコピー(写真でOK)
・Reservation application form(Excelファイル)
・パスポートの写し(写真でOK)
・隔離先ホテルの予約確認書(PDFファイル)
・空港からホテルまでの車両手配確認書(写真でOK)

Reservation application formは航空会社から書式をいただき、Excelで作成しました。
空港からホテルまでの車両手配確認書(車両手配会社、車両番号、ドライバー名、ドライバー携帯番号の情報が確認できるもの)はホテルに用意していただきました。

駐日ベトナム大使館でビザ取得

東京渋谷にある駐日ベトナム大使館にてビザを申請しました。
ビザの申請には申請手順「8.公安省入国管理局への入国承認申請、並びにビザ発給レターの発行申請」 で取得した「ビザ発給レターのコピー」とパスポート、ビザ発給申請書が必要になります。
2021年3月4日14時頃に駐日ベトナム大使館へ申請に行ったのですが、当日はすごく混んでいました。
14時半頃に窓口へ書類を提出し、ビザが発行されたのは17時頃になってしまいました。
料金は留学1年ビザ(マルチプル)で22,500円でした。

~駐日ベトナム大使館 ホームページ~
https://vnembassy-jp.org/ja

PCR検査

ベトナムでは、渡航3~5日前に発行された陰性証明書が必要となります。
PCR検査はどの病院で受けてもいいというわけではなく、経済産業省のホームページ「TeCOT(Testing Centre for Overseas Travelers)」に掲載されている医療機関でうける必要があります。
私は東京五反田にあるKARADA内科クリニックで検査を受けました。
今回は、2021年3月12日(金)渡航のため、3月8日(月)午後にPCR検査実施、3月9日(火)陰性証明書発行となりました。
その他詳細はこちらのブログを参考にしてください。

~ベトナム渡航の手続きから渡航について(体験レポート その1)~
https://jtsvn.com/2021/03/10/1-21/

総費用

・ハノイ市保健局の審査代:   約150円   (30,000VND)
・大学に支払う手続き代 :  約5,000円 (1,000,000VND)
・ホテル代       :約177,000円 (37,350,000VND)
・ホテルのPCR検査2回分:  約7,000円 (1,400,000VND)
・送迎車代       : 約30,000円 (6,000,000VND)
・航空券代       :約123,000円
・ビザ取得代      :  22,500円
・日本PCR検査代    :  28,000円

          合計:約400,000円!

最後に

私のように留学生もベトナムに入国することは可能です。
しかし、私の大学では、入国承認を待っている外国人留学生(アメリカ・ポーランド・中国・韓国など)が多くいます。
担当の先生に聞いたところ、彼らの多くは保健局の審査で保留となっているようです。
中には2020年7月から申請をしていて、まだ入国できていない外国人留学生もいるようです。

今回は日本人留学生のベトナム渡航についてまとめました。
これからもベトナムの様々な情報をご紹介したいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!

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留学生のベトナム渡航手続きについて(個別申請)” に対して4件のコメントがあります。

  1. 遠藤 より:

    岡部ちゃん。大変参考になった。
    12月か1月に日本に帰る予定なので、今10月頃から準備しなければと考えていました。
    やはり3か月くらいの余裕を持って潤ぶしなくてはいけないのかと思いました。

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